アローワンス契約の怖さ

アローワンス(allowance)をSES的に単純訳すると許容範囲(時間幅)。例えば、案件に対する月間単金の作業時間範囲を「下限140時間、上限180時間」と決め、下限を割り込めば契約金減額、上限を超過すると契約金増額となる仕組みです。

当社の場合であれば、社員の基本給与額は、大方、140時間~180時間のSES工数を想定しています。月間作業数は、大体その時間範囲で収まるのが通例なので、余程低単価の案件を請けない限り、大赤字になるようなことは避けられています。が・・・

時折、どうしても上限200時間のSES案件を請けざるを得ないことがあります。それでも、通常は180時間前後で仕事を納めてくれるから、上限180時間の案件を請けている感覚で大して変わらない。ところが、工期が切迫している上限200時間案件を請けてしまった場合、毎月ゞ、想定外の人件費が嵩む赤字案件となってしまいます。

給与は、上限180時間の単金を想定して決めている。上限200時間案件の場合に単金が20時間プラスした金額なら悩むことは要りませんが、180時間案件と同じような単金というケースが通例で、現在悩みの対象となっているSES案件も正にそうです。

残業割増、深夜割増、休日割増・・・。残業がほぼ発生しない案件が多数の当社に於いて、異例中の異例。しかも、ベテランSEさん達の対象案件ですから大変です。「完全に受注案件を見誤った」ということになります。そういうことを極力避けるには絶対に上限200時間には手を出さないというのがSES企業の営業鉄則とも言えます。

でもね・・・そんな事ばかり言ってたら、「あの会社は・・・」みたいな要らざる悪評を招く。ということは、基本給設定を最初っから200時間案件ありきで行くしかない?そうすると、あまり給料が高くない会社みたいに感じ取られる。極めてさじ加減が難しいところ。・・・戯言です。


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