5年後、10年後は?

採用担当者BLOG

日本の学校教育(日本に限った話ではない)に於けるIT活用の浸透、進化は留まるところを知らない。
ツール活用術に長けていて、プログラミングも当たり前。ひと昔前の専門学校で学ぶようなレベルを、中学生どころか小学生でさえ超えて来ている。
こういう人達が社会人となる5年後や10年後に、現在の30代、20代の社員達は、会社の『上司』として上手くやれるのだろうか?と、そういう事も考えたくなる。

人を動かす術(すべ)を持っていたり、話術に優れている。というような人ばかりなら何も心配はいらない。けれども、リーダーシップ的なものの素養が見えて来ない人、喋れない人、周囲と打ち解けるのが下手(苦手)な人、等々、ネガティブなことしか思い浮かばない人がいるのも事実。尤も、部下を持ちたいとか出世したいとか、そういう考えを持たない人が居辛い会社になる事は絶対に避けなければならない。考え方、生き方は自由だから、色んな社員がいて当たり前。これから先はもっともっとそうなっていく。世代間の壁みたいなものが出来ることも有り得るだろうし、それでも、皆がそれなりに楽しく働けて幸せになれる会社であればいい。

話が変な方向に行ったけれど、兎に角、5年後や10年後に社会に出て来る人達って、旧世代や今の若手達とは全く違う力を持っているのは間違いない。仕事やお客様や”対価を得る”考え方など、違和感を感じる事ばかりだと思う。と同時に、そういう人達に「入社したい」と思って頂けない限り、人は増えず、年齢層が高くなり、自然とリタイア者が後を絶たなくなり会社は廃る。だから、本当に会社を変化させる必要がある。

常に若い世代が入社したくなる会社へと変化し続けるのは簡単じゃない。が、簡単じゃない事を出来ない限り確実に終わる。今の管理職やリーダー達が、そういうことを思ってくれているのかどうかは少し心配。だから、5年後、10年後の管理職の心配をするより、現在の管理職の意識改革の方が急務。

未来を託せる、信頼出来るリーダーさん達だとは思っているけど、それでも、会社の未来を良い方向へ導くことに協力的な人を、もっともっとたくさん採用しなければならない。・・・戯言です。