
新卒者、経験浅者、未経験者・・・厳冬の時代
嘗て、飛行機製造技術を誇っていた日本。しかし、国産旅客飛行機製造よりも(安価でもないのに)外国からの輸入に(長期)頼り切った結果、国内技術者が超高齢化してエンジニア(年齢の)空洞化を起こしてしまい、自国の技術のみでは旅客飛行機製造は不可能な状況に陥った。
半導体も、OSも、旅客機製造とは異なる事情があったでしょうけど似たようなもの。家電も世界市場では戦えなくなり、世界に冠たる自動車産業さえも既に近い将来が危ぶまれている。
それら製造技術の鈍化、衰退によって最も影響を受けるのは『若手の未来』『若手の生活設計』です。
子どもの頃の花形産業に憧れ、その分野のエンジニアになるべく学業に励んだのにいざ就職してみたら未来が見えない。やりたかった仕事をやらせてもらえない。それどころか、就職さえ覚束ない。
今、国内ソフトウェア業界で起きているのは、正に、『若手』お断り現象。
AI始め先端技術を(未来が短い)ベテランに占有させて現場から若手を締め出し、技術や知識継承を遮断しようとしている。日本が誇った数々のハードウェア産業分野で繰り返された『若手否定による産業衰退』が、ソフトウェアの世界で繰り返されている。困った国だね、全く・・・呆れるわ。
開発対象分野の専門知識が無ければ、どんなに優れた先端技術を用いても正確な指示が出来ない。だから、知識豊富なベテランで、且つAI実装が出来る人にのみ仕事を任せる。それは経営視点では正しいやり方でコストメリットを生むでしょうけど・・・確実に、未来を奪う。
知識・経験は薄くても話を理解する能力が高い若手は確実に存在する。それを、経験年数だけでしか判断しない面倒臭がりな(リーダー資質のない)マネージャーや営業担当者が、自分達の保身の為だけに可能性を潰している。日本中で似たようなことが繰り返されているみたいだから、ソフトウェア開発分野でも日本は(若手が育たずに)世界の落ちこぼれになるよ。
AIは、優れたコミュニケーション能力を持つ者が正しく扱うことで最も効果的な”相棒”になる。けれども、年数を積み重ねて来ただけの意欲がないただのエンジニアが、たいしたコミュニケーション能力も無くて扱えば無に帰す。市場に”余っている”ベテランエンジニアに何の価値がある?それより、ヒト相手だけではなく、AIとの優れたコミュニケーション能力を持つ若手に業務説明してAI実装まで持って行かせた方がどれだけ楽しい未来になっていくか・・・
ま、愚痴だけどさ。