(1)SES
私ども、ジェネシスシステム総研株式会社は、自社製品(例えば業務システムパッケージソフトや開発ツールやその他諸々)を開発し、販売する会社ではありません。上図のクライアントが必要とする様々なシステムを開発~運用する受注契約を果たせたプライム・ベンダー、若しくは二次請け企業に対し、必要とする技術提供(エンジニア支援)を行うことを専業とする会社です。
主なクライアントは、地方自治体や電力会社、電機メーカー、自動車メーカーなどであり、その案件規模は膨大であり、且つ、社会的責任を負う重要システム・基幹システムが大半です。私ども自体が、クライアント各社各案件に対して直接受発注契約を行えるような開発・運用規模ではありません。故に、それが可能な大手SIerや大規模コンサルタント企業が元請けとなり、その元請け企業に対し技術提供(エンジニア支援)を行うか、二次請け企業に対し技術提供を行うことで、言わば、社会的責任の一端を担っています。
(大規模)システムの性質上、自社への持ち帰り開発よりは、クライアント企業、或いは元請け企業、二次請け企業様の社内に常勤させて頂く仕事スタイルとなり、いわゆる『SES(システム・エンジニアリング・サービス)』と呼ばれる業態ですが、「自社内で働く」ことに強い拘りを持つ人たちには好まれていません。でも、私たちは逆にプロフェッショナルな技術屋として、クライアント様の必要とする環境下で仕事を成すことは当然であると考えます。
土木業、建設業、運輸業、その他多くの分野の技術屋さん達は、お客様が用意した土地に家を建て、ビルを建て、山を切り拓き、河川に橋を架け、海底にトンネルを掘り、自動車や船や飛行機を操りお客様を安全に目的地へ運ぶ、等々、そうやって自分の仕事を成しています。自社内で働く事しか望まない人達ばかりであれば、この社会は到底維持出来ません。
と言うわけで、私たちジェネシスシステム総研のエンジニアは、このIT分野の技術屋として、クライアント様が必要とするシステムを必要とされる環境下に構築していく仕事に誇りを持って働いています。
尤も、当社との信頼関係の上で、「(ジェネシスに)持ち帰って開発出来ますか?」のお言葉は最も好きな言葉ですので、「喜んで!」とお応え致しますし、コロナ禍以降の昨今、テレワーク対応も行っています。最も安全な方法で仕事を完遂させる。それが、私たち技術屋に課せられた使命だと心得、日々精進しています。
契約形態 | 履行割合型 | 成果完成型 |
報酬の対象 | 労働力や労働時間 | 成果物の納品 |
業務の完了義務 | なし | なし |
SES契約の契約内容は『準委任契約』(上図参照)に該当しますが、「履行割合型」である場合が一般的です。
お客様にとって、履行割合型準委任SESで発注するデメリットとして
・「完成義務を課せない」
・「瑕疵担保責任を問えない」
・「指揮命令権を持てない」
という3点があり、故に、希望する成果を契約期間内で得られない可能性があります。
そのようなリスクを避ける意味でも、エンジニアのテクニカルスキル(技術力)は言うまでもなく、高いヒューマンスキル(コミュニケーション能力、強い責任感、誠実性、実行力、持続力・・・)が求められています。
弊社では、ヒューマンスキルは元より、社員皆が、正しい日本語を共通して使えるように『日本語検定』の資格試験受験を推奨しています。仕様書などの表記能力のレベルアップにもなりますし、特に現場会話に於ける敬語の使用法や語彙の取り違えによる軋轢発生などの予防に大いに役立っていると受け止め、今後も続けていく方針です。
システム開発やシステム運用のパートナーとして信頼に値するか否か。単に、作業時間数の支払いに満足するようなエンジニア、引いてはエンジニアリング企業は嫌われ、やがては淘汰される。
私たち(GSR)は、自社エンジニアの労働力(技術力)に基づく労働時間(稼働実績)が、正当な価値を持つこと(結果、成果を伴う)をお約束します。
(2)技術者派遣
(1)で述べさせて頂きました「SES」契約は、あくまで、指揮命令系統はジェネシスシステム総研と当社の社員間でのみ成立し、『準委任契約』と呼ばれる契約形態で成り立つ仕組みです。が、弊社に業務的ノウハウが足りない、若しくは技術力が足りない案件に対しても協力を望まれるケースも少なくありません。
新たな知識・技術を得たい場合、未経験分野へ挑戦出来ることは大きなチャンスです。が、ノウハウや技術力が不足しているわけですから、弊社間のみでの指揮命令系統での仕事は成り立ちませんし、当然ですが、大きな失敗を招きかねません。そのような場合、元請け企業様、或いは二次請け企業様の力に頼ることが可能な『派遣契約』で事を成すことが可能です。
お客様の指揮命令系統下に自社社員が組み込まれるわけですから、「それって、技術の会社としてどうですか?」みたいに感じらる人もいるでしょうけど、企業として(手に入れたかった)未知なる業務、未知なる技術を、自社社員が得られる機会を設けて頂けるのなら寧ろ、有難い仕組みだと言えます。そして、複数人が同様の知識を得たら、SESに切り替えれば利益も膨らむし、会社としての(技術力、納品力の)底上げに繋がります。
毎年、一定数の派遣契約でエンジニアを提供させて頂いておりますが(↓労働者派遣実績公表値をご参照ください)、今後も、未知なる領域へ向かう手段として、『技術者派遣』形態を利用していきます。
労働者派遣 | ◆労働者派遣事業許可番号 (派)40-301479◆ ●労働派遣事業実績 →労働派遣事業実績 ●キャリアアップ →キャリアアップに資する教育訓練計画 |
---|
派遣専門会社とは一味違うGSRの『正社員・契約社員派遣』
納期に対してヒューマンリソースが不足している場合、手っ取り早いのは社外エンジニアの活用です。
然りながら、指揮命令系統などの問題上、「委託」「委任」という形を取れない、取りたくない場合が生じることも多々あります。
そのような場合に際して、『派遣契約』でリソース不足も解消が図られるケースが多くあります。
・「完成義務を課せない」「瑕疵担保責任を問えない」という点に目を瞑れるのであれば、
自社エンジニアの指揮命令下に社外エンジニアを配し業務円滑化・効率化を成す。派遣契約に於ける重要なメリットです。
ですが、派遣専門業者複数に対して登録を繰り返している派遣専業エンジニアの活用にはデメリットも付き纏います。
●帰属意識の希薄さ
●完成意識の希薄さ
●情報漏洩の危険性
etc
それらは、派遣スタイルを専門にしているエンジニアのみならず、SESや無期雇用派遣の優位性を謳っている事業者の社員にもけっして「セロではない」問題ではありますが、
そのような厳しい目線で見られていることを常に理解して、尚且つ、プロフェッショナルエンジニアとしての高い意識を持たせる教育を行っている事業者(例えば、弊社)の社員を派遣で活用するならばデメリットは減らせます。
弊社ESS(SES & 派遣)による参画案件の一部
組込みシステム設計~開発~評価
●半導体回路及び基板設計
●半導体テスティングエンジニアリング
(※現在は、上述の半導体系事業は行っておりません。創業~黎明期の仕事です。)
●携帯電話(スマホ)ドライバソフトウェア設計~開発~評価
●プリンタドライバソフトウェア設計~開発~評価
●ホームセキュリティ機器、通知機能システム設計~開発~評価
●車載ECU機能設計~開発~評価
・HIMI(ヒューマンマシンインターフェース)機能開発
・移動体検知及びナビゲーション機能開発
・自動運転機能システム開発
・接近通報機能開発
●各種計測機器関連の機能設計~開発~評価
その他
組込み系アプリケーションの設計~開発~評価
●携帯電話(スマホ)の電話帳アプリ設計~開発~評価
●携帯電話(スマホ)の画面操作・表示機能システム設計~開発~評価
●レーザプリンタの画面操作・表示機能システム設計~開発
●車載機器各種アプリケーション設計~開発~評価
・オーディオアプリケーション機能開発
・プログラム更新機能開発
●地図情報アプリケーション全般に対する各機能設計~開発~評価
・データ交換及びデータ更新処理に関する各種ツールの機能設計~開発~評価
・他、検査処理機能、対話コマンド機能など
通信制御系システムの設計・開発、通信状態監視・障害対応業務
●5G(4G、3G)通信制御システム関連の複数機能設計~開発~評価
●通信機器(PBX、モデム・ルーター、法人用多機能電話等)に関する、多種機能システム設計~開発~評価
●ネットワーク仮想化及び先進技術分野に於ける・・・
・通信プロトコルシュミレータ機能開発
・IoT通信プロトコルシステム(マイグレーション及び研究開発含む)関連機能開発
・ネットワーク負荷分散システム開発
●上記等々に付帯する通信状態の維持監視(保守)、障害対応業務 等々
汎用機系ビジネスアプリケーションの設計・開発
●某クレジットカード会社基幹システムに於ける一部機能の設計~開発~運用業務
●某自治体向け給与システム開発
●某自治体向け税務基幹システムに於ける一部機能の設計~開発~運用業務
●某電力会社向け営業情報システム開発
●某電力会社向け料金計算・請求関連業務システム開発
●汎用機=>オープン系システム移行業務 など
オープン系ビジネスアプリケーションの設計・開発
●大手旅行会社向け 国内旅行及び海外旅行受付システム開発
●某クレジットカード会社向け申込・解約システム開発
●某銀行向けカードローン申込・解約システム開発
●某地方自治体向け税務システム開発
●複数地方自治体向けに、某SIer製パッケージソフト導入及びカスタマイズ業務
Web系アプリケーションの設計・開発
●ECサイト(多数)構築
●某SNS複数システム開発